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自社掲示板等での投稿削除

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自社運営の掲示版などにおける法的責任

自社運営の掲示板や、facebook・mixiなどのSNSの中に問題であると考えられる投稿があった場合、その投稿は管理者の権限で勝手に削除して問題ないのでしょうか。

また、投稿者の権利を重視するあまり、第三者を批判するような投稿があっても、管理者がこれを削除していない場合、管理者に責任はないのでしょうか。

以下、それぞれに対する責任の在り方と、実務での処理について、順を追って説明いたします。

 

投稿を削除したことへの責任

自社のホームページ内に掲示板やSNS(facebookのコメント欄など)を設置した場合には、事業者は、当該掲示板等の管理権限を持つこととなります。

特に当該掲示板等の運用において、利用規約が明示され、これに対する投稿者の同意があると評価されれば、管理者権限で投稿を削除しても、利用規約に基づく対応として損害賠償責任等は負わないものと考えられます。

また、もし仮に利用規約が明示されていない場合においても、原則として、当該掲示板等の利用は、その管理者の管理権限内で利用できるに過ぎないと考えられることから、管理行使権限の濫用と評価されるような例外を除き、管理者権限による削除は損害賠償等の責任は問われない。

 

投稿を削除しないことへの責任

掲示板上に第三者の権利を侵害する内容の投稿が行われたときに、当該掲示板等の管理者が問題の投稿を削除しなかった場合、管理者は被害者から不法行為の責任等を追及される可能性が考えられます。

その点について、プロバイダ責任制限法は、プロバイダ等が第三者の権利を侵害する投稿を放置した場合、

①送信防止措置が技術的に可能で、当該情報の流通により権利侵害が起きることを予測できた場合

もしくは

②管理者自身が情報の発信に寄与している場合

でなければ、損害賠償責任は負わないと規定しています。

ここでいう「投稿の放置」とは、削除義務があるのにもかかわらず、それを怠った場合を指しておりますが、削除義務が認められる場合は法令等で規定されているわけではございません。

多くの裁判例を見ると、「投稿の放置」により管理者責任が認められるのは、削除要請に対する適切な措置が常にとられていないなど、管理体制に問題がある事案が殆どとなっております。

 

実務的な対応について

● 自社に批判的な投稿への対応

自社に批判的な投稿に対しては、上記の通り、原則として削除しても問題ございませんが、利用規約に具体的な記載をしておくと、より安全であると言えるでしょう。

但し、自社に有利な情報のみを残す行為は新たな批判を生みかねませんので、正当な投稿には真摯な対応をする方が良いと言えます。

● 他社・他者に批判的な投稿への対応

他社批判の投稿に対する最も安全な策は、利用規約に当該事項を設けたうえで、他社・他者批判の投稿を削除してしまうことであるといえます。

自社への投稿と違い、削除することによって自社批判がでてくることは想定しにくいですので、原則削除としてしまうのもいいかもしれません。

● 削除要請があった場合の対応

削除要請があった場合には、上記の「他社・他者に批判的な投稿への対応」と同じように対応すれば良いでしょう。

削除をしない場合には、投稿を放置することにつき

①送信防止措置が技術的に可能で、当該情報の流通により権利侵害が起きることを予測できた場合

もしくは

②管理者自身が情報の発信に寄与している場合

でなければ責任を問われることはありません。

 

権利侵害についてお悩みの方へ

インターネット上などの投稿削除に悩んでいる、もしくは、投稿削除の依頼をされて悩んでいる、という場合には、弁護士にご相談することをお勧め致します。

投稿を削除すべきかどうかについて、弁護士が親身にアドバイスさせて頂きます。

少しでも悩まれた場合には、まずはお問合せください。

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